福山市立松永中学校でセクシュアルマイノリティを通して居場所づくりや啓発活動を行う「ここいろhiroshima」との協業で、【自分らしさ】をテーマにセミナーを実施しました。
同団体の運営者でセクシュアルマイノリティの当事者でもある當山敦己様(あっきー)と高畑桜様(さーちゃん)をお招きし、ご自身のライフストーリーをお話し頂きながら自分らしく生きて欲しいというメッセージを伝えて頂きました。
今回受講した2年生は1年生の時からSDGsの17の目標のひとつである「ジェンダー平等を実現しよう」という目標について様々な学習を通して理解を深めて来ました。
ここいろhiroshimaについても事前学習をしており、当日はお二人の生の声に必死に耳を傾けメモを取りながら前のめりで話を聞く様子が印象的でした。
実際に生徒の皆さんに話して頂いた内容はご自身の性別違和についてのライフストーリーだけではなく家庭環境や思春期ならではの思いなどセクシャリティに捉われないもので、生徒一人一人が自分の経験や今まさに感じていることに共感でき、周りと比べず自分らしく生きるとはどういうことなのかを考えることができる内容でした。
【自分のあり方】で人生は大きく変わるんだということをお二人のライフストーリーに重ねながら考えられたのではないかと思います。
社会の中で見れば中学校という狭いコミュニティである一方で生徒にとってはかけがえのない大切な場所。その中で自分の本音と向き合い、その本音がマイノリティだとした時に表現することは難しいことだと思います。今いる場所が全てではなく自分を守るために逃げることも決してネガティブなことではない。そして何より違う部分もあなたの大切な一部であり味方も必ずいる。ひとりひとりの違いを受け入れ変化を起こして行けるみんなになって欲しい、そんなメッセージが込められていたように感じます。
目まぐるしく変化する社会の中でお互いの違いを認め合い協働しながら自分らしく生きて欲しいと強く願っております。
生徒の皆さんのひとりひとりの未来を心より応援しております。
*セミナーを終えて~ 生徒からの感想